奈良県御所市の痛くない整体・カイロプラクティック院、米田療法院の頭部と首の症状の説明をしています。頭痛や首の症状について詳しく説明をしています。

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頭部の症状

首画像

頭蓋骨

頭蓋骨①

頭蓋骨は、15種類23個の骨が関節縫合という特殊な関節で繋がって出来ています。
その内側を硬膜という二層の膜で脳が包まれ、その膜によって左右の大脳や小脳が分かれて収まっています。

頭蓋骨は大きくは脳の収まっている部分の脳頭蓋、顔や口腔を形成する顔面頭蓋に大別され、症状や施術においても分けて考えていきます。

また顎関節の部分の症状は殆んどの場合、個別に見ていく事が必要になります。



頭蓋骨底頭蓋骨底部は脊髄神経、脳神経、頚動脈、頚静脈、椎骨動脈などが出入りする場所になっています。
頭蓋骨底部の傾き(頭の傾き)はこれらの血管や神経の働きに影響します。

頭蓋骨の歪みは頭部の機能や頭痛などの様々な問題の原因になります。


頭蓋骨の歪みと自律神経

視床下部脳の中心の下部に自律神経の中枢の視床下部があり、下垂体がぶら下がる形で出ていて頭蓋骨の蝶形骨のトルコ鞍に収まるようになっています。

視床下部は下垂体を介して様々なホルモン分泌をし、自律神経の調節とともに体の本能的な機能を調節しています。

頭蓋骨の蝶形骨のゆがみは、自律神経やホルモンの分泌の問題に直接影響を及ぼします。顎関節のゆがみも蝶形骨に影響を与えるため、顎関節症の方は自律神経やホルモン分泌の問題を起こしやすくなります。

頚椎

頚椎図頚椎は7個の椎骨で形成され、間に椎間板があり、椎骨の横突起という部分に椎骨動脈という血管が通っています。その前に食道と気管が通り、頚椎の問題はこれらの機能や働きにも影響を及ぼします。

頚椎の一番上の椎骨と二番目の椎骨は特殊な形と機能をしています。二番目の椎骨には突起が出ていて、この上に楕円状の輪の形をした一番目の椎骨が乗っています。一番目の椎骨、第一頚椎は大きい可動制があり、頚の廻旋の動きに関係しています。首を回すことが痛みで出来ない時や寝違いの時などは、殆んどの場合この二つの頚椎の動きに問題が出ています。

頚椎は全部で7個ですが、頚椎の神経は第一頚椎と頭蓋骨の間からも神経が出ているので頚椎の神経は第八神経まであります。頚椎にも椎間板があるので、腰椎の椎間板ヘルニアと同様の頸部椎間板ヘルニアを起こして神経障害などがおこります。

頚椎の四番目ぐらいまでは、下顎が前にあり下顎の動きに関係しています。さらに下顎と頚椎の間には舌骨という骨があって、顎関節症のときに頚椎四番目までと舌骨の歪みが関係します。

頭部と首の症状

頭痛

頭痛は、脳脊髄をおおう髄膜や頭蓋内にある痛みの感受性がある組織が炎症を起こしたりする炎症性頭痛、頭頸部の筋肉に持続的な緊張が加わる筋緊張性頭痛、頭蓋内・外の血管の伸張や拡張などによっておこる血管性頭痛などがあります。

一般的な分類では、頭の片方に起こる頭痛を「片頭痛(偏頭痛)」、頭を締め付けるような痛みがある「緊張性頭痛」、突然おこる激しい頭痛が特徴の「群発性頭痛」、日常的に重さや鈍い痛みがあったり、一定に条件(起床時など)で痛みがある「慢性型頭痛」などがあります。

頭痛には、細菌感染や腫瘍、血管の問題などの病的な要因がある場合があります。慢性に頭痛や経験のない激しい痛みがある頭痛、神経障害を伴う場合などは、医療機関で精密検査が必要です。

片頭痛(偏頭痛)
片頭痛は頭の片側(両側の場合も)のこめかみなどに脈打つ様な痛みがでます。女性に多く、頭痛が起こる前に前兆として肩こりや疲労感、眠気、食欲が出たり閃輝暗転という眼の問題を感じる場合があります。頭痛の誘引因子として緊張状態から開放やアルコール(ポリフェノール)、女性ホルモン(エストロゲン)、食品や添加物の一部も考えられています。

片頭痛時の体の状態は、痛みが出ている側に頭蓋骨のゆがみと咬筋や頭蓋骨表面の筋肉の緊張がある場合が多く、また、痛みが出ている側の顎関節のゆがみと歯の噛み締めが強くなっていることがよくあります。体全体では、痛みが出ている側に重心軸が片より、片足重心になっている場合が多いです。

片頭痛が休日などのリラックス時に起こりやすいのは、体が強い緊張状態から開放されると自律神経の副交感神経の働きが増し、血液の循環がよくなります。

血管図血流がよくなると血管は拡張して血液循環に対応をしますが、長く収縮状態が続いた血管は拡張するのに時間が掛かり、血流が増加しても血管の拡張が追いつかず、血管拡張までの4~72時間に頭蓋骨や顎の歪みで血管と一緒に圧迫されている三叉神経を血管の拍動で刺激して脈が打つように痛みが出ます。

また、血管に付着している神経の痛覚繊維は血管以上に拡張しにくいために刺激されて痛みを起こします。

顎関節のゆがみは側頭骨にも影響があり、側頭骨の中にある三半規管や三叉神経経由で脳の嘔吐中枢などを刺激して吐き気が出たり、眼などに随伴症状が表れます。同じように食品やホルモンの作用で血流が増加しても頭痛が起こります。

緊張型頭痛
頭痛の中では最も多いタイプの頭痛です。頭が締め付けられるような痛みが数十分から長い場合は一週間ほど続き、首のこりや肩こりを伴う場合が多く(肩こりからくる頭痛と言われることが多い)、浮いたようなめまいもよくみられます。様々なストレスや不良姿勢、運動不足、冷えなどよる肩から首、頭部に掛けての筋肉の緊張が原因と考えられています。

猫背緊張型頭痛に多い体の状態は、背骨のS字カーブがなく背中が猫背状で、頭の位置が体の前に流れていることが多く、骨盤も後傾しています。頭を支えている背中側の筋肉の僧帽筋、脊柱起立筋群の緊張状態が長く続いて、筋疲労を起こし循環や代謝機能の低下が見られます。

体の重心軸が前に流れて、足の指先に重心が掛かり、足指のアーチや土踏まずが潰れ偏平足のような状態になり、外反母趾にもなりやすくなります。頭部を覆っている筋肉や首の筋肉も緊張して、頭全体や後頭部と首の付け根に筋緊張と筋緊張による頭蓋骨の歪みや可動制限が、頭部への循環障害をおこして頭痛につながります。

マッサージなどで筋肉の緊張を取り循環を回復しても、姿勢バランスや頭蓋の歪みを残した状態で、繰り返し筋肉を緩和させると、頭が前に流れて支える為の筋肉の緊張でもあるので、頭痛を慢性化させる原因となる場合があります。また、痛み止めの過剰な摂取は、薬剤乱用型の頭痛になりますので注意が必要です。

群発型頭痛
群発型頭痛は男性(20~30代)に多く、群発地震のようにある一定の期間に集中して頭痛が起こるためにこの名前がつきました。眼の奥にある内頚動脈が拡張を起こすことで起こる頭痛で、一度痛みが出ると数十分から三時間ぐらい眼の奥やコメカミに激しい痛みが続きます。この時に自律神経も刺激される為、眼の充血や鼻づまり、まぶたの腫れ、発汗、涙が出るなどの症状も伴います。

2~3年周期で発作を繰り返すことが多く、その期間中は殆んどの場合アルコールが発作を誘発させる因子になります。入浴も発作の誘発を招く場合があるので注意が必要です。

群発頭痛では内頚動脈が海綿静脈洞内で隣接する三叉神経や動顔神経(自律神経繊維を含む)を拡張して拍動が強くなる時に刺激します。

海綿静脈洞は頭蓋骨の蝶形骨の上にあり、蝶形骨の歪みがあると海綿静脈洞に圧力がかかり内頚動脈に影響します。動顔神経は自律神経線維が含まれるため痛みが出るときに自律神経の症状も伴います。

めまい・ふらつき

めまいめまいは、体のバランスを保つ機能に問題があると起こります。回転型のめまい(自分や地面が回る)、落下型のめまい(谷底に吸い込まれるように感じる)、浮遊型のめまい(浮いたようなフワフワした感じ)など平衡感覚や位置感覚の異常を感じます。

めまいには、耳から起こるめまい、(メニエール、前庭神経や聴神経の問題、薬剤由来のめまい、騒音などの機能障害のめまいなど)脳から起こるめまい(塞栓や動脈硬化などの血管性のめまい、てんかんによるめまい、頭位バランスや機能的虚血によるめまいなど)、加齢によるめまい(平衡感覚機能、血圧調整機能の低下や他の疾患由来のめまいなど)、その他、脱水症状起因のめまいなどがあります。



整体でのめまいの施術
側頭骨頭の側面で耳がある頭蓋骨が側頭骨で骨の中に耳管、三半規管、前庭神経、聴神経が入っています。

側頭骨に歪みがあると体の平衡感覚に影響をして、めまいやふらつきの原因となるので、側頭骨の歪みやその原因となる体の歪みや重心軸の崩れをなくすことが施術では重要になります。

後頭部と首の付け根が強い緊張がある場合は、小脳に血液を運ぶ頚椎の横突起を通る椎骨動脈の循環が悪くなって、小脳が虚血を起こしてめまいが起こる場合があります。首を反って作業をすることが多い方や事故でムチウチをしたことがある方によくみられます。

また後頭部緊張のめまいは、動脈硬化で血管が狭くなっていると後頭部の少しの緊張で小脳虚血をおこし、めまいが出ますので注意が必要です。

顎関節症


顎関節①顎関節症は、顎の痛み、異音、口が開かないといった症状がでます。20代から30代の女性に多く、最近は10代で起こることも珍しくなくなっています。

主に顎を開け閉めするときに使う筋肉の咬筋、翼突筋群、側頭筋などの咀嚼筋が過緊張や過伸張して顎関節にズレや関節円盤に炎症が生じて起こります。

顎関節の原因は、ストレスや緊張が強く、歯を食いしばり、歯軋りがある方、歯の治療時の長時間の開口や顎に力が加わる、噛み合わせや歯の痛みによる片咬みなど、顎関節や歯に強い力や片寄った力が掛かると起こりやすく、体の歪みで姿勢が悪くなり、頭を支えるために顎に力が掛かる場合でも起こります。

その他、頭部や顎の外傷や、歯並びの問題なども関係してきます。

顎関節の施術は、顎関節のズレと左右の咀嚼筋のバランス調整、顎関節のズレによる頭蓋骨の歪み、顎関節に影響を及ぼす体の歪みや重心バランスの調整を行っていきます。

顎関節症は、顎関節や体の歪みの改善だけではなく、日常生活での過ごし方の改善(姿勢の改善、緊張状態が続く中で意識的に力を抜く、無意識で噛み締めが強くなってないか注意するなど)が重要になってきます。

顎関節症と同じ様な症状でも病的な問題が含まれることがあり、精密検査が必要な場合があります。

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<施術院名>
米田療法院 (こめだりょうほういん)

<住所>
〒639-2244奈良県御所市柏原615-4

<電話番号>
Tel:0745-62-0724

<営業時間>
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14:00~21:00

<受付時間>
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当院は《完全予約制》になっています。
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