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五十肩・四十肩は、正式には肩関節周囲炎といわれ、四十代以降にみられる肩関節の運動制限と痛み伴う症状です。肩関節の腱の炎症、もしくは上腕骨を固定して覆っている靭帯が炎症や損傷を起こして肩関節に可動制限があります。
様々な原因で体の歪みがおこり、肩関節を構成する肩甲骨、鎖骨、上腕骨その関節を支える形の肋骨部のバランスが崩れて上手く機能できない状態が続いた為に、腱や靭帯が損傷して起こります。また、ホルモン系統や、筋骨格の機能が低下をする年齢が、肩関節の機能に影響をして発症のきっかけとなります。
腱の部分が炎症をおこすと腱が肥厚して太くなります。この状態は動くときに摩擦が大きく、組織が損傷しやすく炎症が悪化して癒着などが起こってきます。
肩関節を覆っている靭帯の損傷の場合は靭帯組織の修復に約三ヶ月ほど掛かるので損傷を悪化させないことが大切です。靭帯組織の損傷の場合は、腱の損傷より通常は、肩関節の制限が少なく腕の可動域は広くなります。
肩関節は、肩甲骨・鎖骨・上腕骨が靭帯や筋組織(筋肉の両端は腱)で繋がって構成されています。体には靭帯や筋組織で、体幹部の上部胸郭に乗るような形で繋がっています。
五十肩の施術は、肩関節を構成している肩甲骨・鎖骨・上腕(腕全体)、そこに付着して肩関節同士を繋げている靭帯や筋組織の問題となる要素が強いか、肩関節の土台の役割をしている体幹部の問題の要素が強いかによって、施術の進め方が違ってきます。
多くの五十肩で損傷を起こす腱は筋肉の両端に付いていて骨に付着して筋肉の動きを伝えています。筋肉の動きは自律神経が腱を介して筋肉の働きを制御しています。
腱が炎症を起こすと筋肉を上手く制御できない為、肩関節の動きが制限されます。炎症して太くなった腱は伸び縮みが上手くできない状態になっているので、腱に負担がかからない範囲内で腱の炎症と損傷の回復に合せながら調整をしていきます。腱の状態が安定していくと筋肉も働けるに様になり、関節の可動域が徐々に広がりだして腕を動かせるようになっていきます。
腱板損傷や石灰沈着性腱板炎は医療機関の受診が必要となってきます。
夜間の腕のうずきが強い場合は、腕が楽な位置になるようにタオルなどで調節し、出きるだけ睡眠時間をとることが大切です。
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